平成23年3月期決算および役員人事について
両備ホールディングス株式会社(本社:岡山県岡山市北区錦町6番1号、社長:小嶋光信)は、6月21日午前10時30分より、西鉄記念ホール(さいてつ=両備バスの前進:西大寺鉄道の略、岡山市東区西大寺上1丁目)において株主総会及び取締役会を開催。平成23年3月期決算および役員人事は下記の通りとなりましたのでお知らせいたします。
記
1.両備ホールディングス株式会社と関連子会社18社連結 : 減収増益
経常収入 406億 9百万円(前期比 5.5%減、23億57百万円減収)
経常利益 8億70百万円(前期比 8.8%増、 70百万円増益)
税引後当期純利益 3億 8百万円(前期比 503.1%増、 2億57百万円増益)
○概 況
7月31日に創立100周年を迎え、今日まで支えていただいた、お客様、地域の皆様、諸先輩に感謝し、次の100年に向かう大きな一歩を踏み出した年となりました。
平成22年4月 | 岡山高島屋(株)と資本提携 両備フェリーカンパニーが神戸ベイクルーズ(株)を事業継承 |
5月 | 両備ストアカンパニーが西大寺店リニューアル |
6月 | 両備ストアカンパニーが伊福店リニューアル |
7月 | 両備バスカンパニーが西大寺鐵道復刻バス「SAIBUS(サイバス)」導入 |
8月 | 両備タクシーカンパニーが「まごころタクシー便サービス」導入 両備バスカンパニーが未来バス「SOLARVE(ソラビ)」導入 |
10月 | 両備バスカンパニーが岡山市内路線再編 |
○収支内訳
運輸部門関連子会社を合算した経常収入は、406億9百万円(前期比5.5%減、23億57百万円減収)と大幅に減少しましたが、経常利益は8億70百万円(前期比8.8%増、70百万円増益)となりました。
増益は両備トランスポートパンパニーの収支改善策が功を奏したことに因ります。
主たる9社内カンパニー中、両備フェリーカンパニー、両備テクノカンパニーの2カンパニーが増収増益、2カンパニーが減収増益、5カンパニーが減収減益となりました。
【両備バスカンパニー】
バス部門は、岡山市内路線再編を岡電バスと行い、ままかりライナー(高速バス岡山―東京駅線)を新設し、観光部門は前年からの高速道路料金のETC割引、3月の東日本大震災などの影響により、減収減益となりました。
【両備トランスポートカンパニー】
自動車関連、公共事業関連等厳しい環境の中、全国19拠点を統廃合により11拠点とし、東・中・西の各事業本部制を実施したことにより、減収増益となりました。
【両備タクシーカンパニー】
4月12日に運賃改定を行いましたが、乗務員不足と不況による出控えにより収入が伸びず、燃料高騰もあり、両備タクシーグループ9社の管理体制強化を行いましたが、減収減益となりました。
【両備フェリーカンパニー】
前半は瀬戸内芸術祭等瀬戸内海に関心が集まり、順調に推移いたしましたが、燃料高騰の煽りを受けました。4月1日の神戸ベイクルーズ㈲の事業継承を行なったことにより、増収増益となりました。
【両備スカイサービスカンパニー】
景気後退による客数減少と他輸送手段との競争激化、日本航空民事再生手続きの影響による単価下落を受け、減収減益となりました。
【両備ストアカンパニー】
西大寺店、伊福店のリニューアルにより客数増加を図りました。牛・豚の口蹄疫、鶏インフルエンザの影響を受けましたが、経費削減を図り、減収増益となりました。
【両備不動産カンパニー】
分譲事業では物件販売が好調に推移し、賃貸事業では有料老人ホーム2施設を完成させました。分譲マンション着工延期により減収減益となりました。
【両備テクノカンパニー】
整備営業、機材営業ともに提案営業に徹し、コスト削減・工程管理の見直しを図り、増収増益となりました。
【両備スポーツカンパニー】
個人消費が低迷し、コスト削減を徹底致しましたが、減収減益となりました。
その他
特別損失では株式減損1億円を計上しております。
○平成23年度目標(連結関連子会社18社を合算)
経常収入 417億67百万円 経常利益 7億50百万円
○役員人事(6月21日付)
(新役職)
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(旧役職)
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取締役名誉会長 松田 堯 | 代表取締役会長 |
代表取締役会長:CEO(代表経営責任者) 小嶋光信 | 代表取締役社長 |
代表取締役社長:CEOO(代表経営執行責任者) 松田 久 | 代表取締役副社長 |
代表取締役専務 阿部泰裕 | 専務取締役 |
専務取締役 松田敏之 | 常務取締役 |
取締役相談役 竹内淳二 | 代表取締役専務 |
監査役(常勤)、両備ストアカンパニー相談役兼務 芳賀好登 | 常務取締役 |
退任 藤原和明 | 常務取締役 |
退任 藤井捷爾 | 監査役 |
執行役員(新任のみ) | |
執行役員 両備バスカンパニー長 | 渡邉 寛人 |
執行役員 両備ストアカンパニー長 | 川井 渉 |
執行役員 両備経営サポートカンパニー人事部長 | 山田 昌治 |
▼6月21日付、新役員体制導入による両備グループ51社の体制について
両備ホールディングス㈱の会長、社長が代わることにより、両備グループ代表は、小嶋光信と松田久があたります。
▼新体制導入理由等
両備グループの経営が50社を超え、また経営の地域も岡山県から全国化し、一人の社長で全ての企業の経営と執行、教育やトップ営業、新規事業やM&A、広報並びに業界活動や地域活動をする事は守備範囲が広すぎて多忙を極める事になったため、両備グループの信託経営を更に強化し、責任の明確化と効率化図るために、業務の分担を行ないます。
- 会長:
CEOとして代表経営責任者の役割を行い、経営全般の統帥に専念します。但し、公共交通の大変革期であり、それを手掛けてきた継続性から、公共交通関連(鉄道・軌道、バス、旅客船部門)と岡山県外の企業および財団は社長(理事長)職を兼務します。 - 社長:
CEOOとして代表経営執行責任者の役割を行い、グループ各社のCOO(執行責任者)を統括します。 - 会長は両備会と役員会、総会に出席し、社長は経営執行に関わる全ての会議を主宰もしくは出席します。
- 決算役員会の議長は会長が、総会の議長は社長が行ないます。
両備ホールディングス株式会社