バスの乗務担当社員が偏光サングラスをかけて乗務を開始

両備バス・中国バス・井笠バス・東備バスで開始
より安全な運転環境のために視認性向上と疲労軽減を図る

岡山県・広島県でバス事業を営む両備グループの両備ホールディングス株式会社両備バスカンパニー(カンパニー本部:岡山県岡山市中区国富615-1)、東備バス株式会社(本社所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3911番地の37 )、株式会社中国バス(本社所在地:広島県福山市多治米町6丁目12番31号)、株式会社井笠バスカンパニー(本社所在地:広島県福山市多治米町6丁目12番31号)では、2023年8月1日(火)より路線バス、高速バス、観光バスの乗務担当社員が偏光サングラスを着用し乗務をいたしますのでお知らせいたします。

これは、2023年4月24日(月)より5月21日(日)まで行なった実証実験の中で集めたお客様の声、実際に着用して乗務を行なった乗務担当社員からの声を反映して決定したものです。

■実証実験について
大型バスでは、通常はサンバイザーや日よけスクリーンで運転時の直射日光および反射光のまぶしさを軽減していますが、大きなフロントガラスやサイドミラーの全てを覆うことはできず、西日が強い日などは、乗務担当社員は運転時のまぶしさを感じながら乗務し、負担となっています。そこで、乗務担当社員が偏光サングラスをかけて運転し、色覚への影響、まぶしさの軽減、お客様の印象などを調査する実証実験を2023年4月24日(月)~5月21日(日)に両備バスと中国バスにおいて実施しました。
実験には、のべ29人の乗務担当社員が参加、113人のお客様から回答を得ました。

■バス乗務担当社員サングラス着用について
着用開始日:2023年8月1日(火)
実施目的:乗務担当社員の運転環境の向上
導入車両:両備ホールディングス株式会社両備バスカンパニー、東備バス株式会社、株式会社中国バス、株式会社井笠バスカンパニーの路線バス、高速バス、貸切バス、スクールバス
※乗務担当社員のうち希望者のみが着用します
※東備バス株式会社、株式会社井笠バスカンパニーは実証実験には参加していません
着用時間:日の出から日没までの間
着用可能場所:運転席(車いすや始発などの運転席を離れてお客様と接する際は外します)
お客様への告知方法:自社ホームページ、車内掲示
本件に関するお客様からのお問い合わせ先:両備グループ バス・電車お客さまセンター TEL:086-230-2130

■調査結果
お客様アンケート:
乗務担当社員のサングラス着用について、印象はいかがでしょうか? →「良くない」はわずか3%


2023年4月24日~5月21日
デジタル定期券「passful(パスフル)」利用者へアンケート調査
回答数:113
取り組みへのご意見(自由記述)
とても良いと思います/安全運転のためにもサングラスの着用は結構な事だと思います/サングラスは意識して無い/目が命の運転手さんの目を守ることは必要なことであるし、希望される運転手さんが自由に着用出来るようになれば良いと思います/眩しくてよく見えないときが自分もあるので、特に問題ないと思います/大事な運転をして下さっている運転手の目を守る為なら、サングラスはしてもよいと思います/特に気にしません。乗務員さんがいいようにすればいいと思います/運転手さんの疲労軽減につながるのはすごくよいことだと思います/告知があるなら問題ないと思いました/着用のまま接客されても特になんとも思わないので、ずっとつけてて良いのではと思いました/季節問わず、日差しが強い時はサングラスをかけて安全にバスを運行してもらいたいです/個人の自由で良いと思う/運転さんの為に導入に賛成です良い/眩しいのでサングラスの方がいいと思います/客の意見に過剰に囚われることなく、社員にとって最善の施策をしてあげてください/安全に運転するために運転手さんの疲れを軽減するのもとても大切だと思うので大いに賛成です! /見た目より安全運転が大切なので、そこはお任せします/西陽で見にくい状態で運転されるよりか、見やすくなり安全運転になる方が良い/乗る側には何のデメリットも無いので運転手さんにメリットがあるのであれば良いと思います/運転手さんが少しでも運転しやすくなるならとてもいい事だと思ってます/安全な運行の為なら良い事だと思います/実証実験で終わらず正式にやるべき/安全確保のため積極的に行うべき。違和感は感じない/安全に運転できる方法がとられると良いと思います/安全運転と運転手の目の為にいいと思う/安全運転が一番だと思うので全然良いと思う/安全のために付けることは全く問題ないですし、お客様と接する時に外すというのも、失礼だとは思はないので普通に着用が必要であればしていただければと思います

乗務担当社員アンケート:
使用した感想(自由記述より) →9割の社員が着用後の視認性、使用感の良さや疲労感軽減を評価

色合いが変わらないので違和感がなかった/着用になれると快適、軽くて良い/目の疲れが全然違う/眩しくなく、西日でも走りやすい/通常より疲労感が少なくて、快適に運行できた/朝日に向かっても眩しくなく、バイザーなしでも快適だった/眩しさ軽減で良かった/対向車からの反射する太陽光を防げてとてもよかった/軽量で装着感が無いのが良かった/直接目に入る光が軽減されて、目に負担がかからなくなった/視界が程よい暗さでとても運行しやすかった/視認性、使用感ともに良い/視界がちょうどいい。日差しの強い日には良いと思った/普段眼鏡をかけているときとほとんど着用時の違和感がなかった(フリップアップグラス)/曇っていたがクリアに見えてよかった。かけ心地がよくどのサイズの眼鏡にも対応しているのでいいと思った/慣れると見やすくてすごく楽。疲れが少し軽減された/オーバータイプなのでクリップタイプと違い全視界で効果がある/眼鏡をかけていても疲れることなく、掛け心地が良かった

以上より、サングラスを着用しての乗務は多くのお客様が不快を感じることではなく、実際に着用した乗務担当社員からも好評でしたので、2023年8月1日より、会社として乗務時のサングラス着用を認めることにいたしました。

[参考]4月17日リリース:両備バス・中国バス乗務担当社員サングラス着用について