両備タクシーセンター共同配車に連携
地域に寄り添い地域に適する配車アプリを独自開発
両備グループ(事務局:岡山県岡山市北区下石井二丁目10番12号 杜の街グレース オフィススクエア5階、グループ代表兼CEO:小嶋光信)のタクシー事業を運営する両備タクシーユニット(事務局:岡山交通株式会社、所在地:岡山県岡山市南区豊成一丁目14番12号)では、タクシー配車アプリ「TAXI.come」(タクシードットカム)を独自開発し、11月24日(木)より利用開始します。
同サービスは両備タクシーセンター(岡山市/倉敷市)が手がける共同配車と連携し、お客様がアプリで気軽にタクシーを呼ぶことができます。
⇒TAXI.comeアプリ ホームページ
当アプリは両備タクシーユニット、株式会社JVCケンウッド(本社:神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地、代表取締役 社長執行役員 最高経営責任者:江口祥一郎)、株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市北区下石井二丁目10番12号 杜の街グレース オフィススクエア4階)との共同開発です。
今回のリリースを皮切りに今後段階的に機能強化を図り、地域のニーズに合ったユーザビリティーの向上に努め、将来的には地方におけるタクシーアプリのスタンダードを目指してまいります。
■「TAXI.come」概要
アプリ名称:TAXI.come(タクシードットカム)
提供:岡山交通株式会社
開発:両備タクシーユニット、株式会社JVCケンウッド、株式会社両備システムズ
運営・配車管理:両備タクシーセンター
導入会社:岡山交通株式会社 導入台数 274台/岡山両備タクシー株式会社 導入台数 199台
運用開始日:2022年11月24日(木)
ホームページ:https://taxi-come.com/
・配車エリア
岡山県内の以下のエリア
・岡山市
(北区建部町、東区瀬戸町を除く)
・都窪郡早島町
・倉敷市
2023年1月 津山市も追加予定
※一部、上記エリア内でも道路状況等により非対応の場所がございます。
・アプリ名称(TAXI.come)の由来
「ドット」の部分は、タクシーの最大の特徴である「ドア・ツー・ドア」をイメージした言葉です。
他の公共交通機関にはできない、「お迎え先のドアからご案内先のドアまで」という、タクシーならではのサービスを表現しています。
そこに「来る(come)」を組み合わせ、「ドア・ツー・ドア」のタクシーがすぐ「来る」アプリになるように、という想いを込めています。
■「TAXI.come」機能説明(11月24日時点)
・即時注文
お迎え先を検索するか地図上から指定し「注文する」をタップするとタクシーが配車されます。GPS機能により現在地を取得することも可能です。
行き先を事前に指定すると、料金の目安が表示され、乗車時に行き先を伝える必要がなくなります。
・車両の位置情報表示(約5秒更新)と所要時間の表示
ご注文前には、地図上に付近の車両の位置情報および、お迎え先までのおおよその所要時間が表示されます。また、行き先を指定することで、乗車後の行き先へのおおよその所要時間も表示されます。
ご注文後は、迎車タクシーの現在地が表示されます。
・到着通知
タクシーが到着したら、乗務担当社員よりプッシュ通知にてお知らせいたします。
※今後、段階的に機能を追加していきます。日時指定のタクシー予約、クレジットカード事前登録によるネット決済、お気に入り地点登録の機能は2023年1月頃に実装予定です。
■「TAXI.come」リリース記念キャンペーン
・「TAXI.come」アプリダウンロードでたまルンポイント300ポイント進呈キャンペーン
期間:2022年11月24日(木)~2022年12月23日(金)23:59
内容:期間中、アプリをダウンロードし、利用登録を完了した方に、「たまルンポイント」300ポイントを先着3,000名様にプレゼントいたします。
キャンペーンのお申込みなどの詳細はこちらのページをご確認ください。
※たまルンカード会員の方が対象です(新規入会も可)。
※お一人様1回限り。
※特典ポイント付与は2023年1月下旬を予定しています。アプリ内のお知らせで通知します。
※ポイント付与までに退会された方は除きます。
■「TAXI.come」独自開発の背景
岡山県の総人口における65歳以上の割合は2020年時点で30.7%と、全国値の28.7%を上回っており、2045年には58万人を超えると予想されています。(※1)
その一方、岡山市の交通手段分担率において自動車の利用率は60%(※2)を超え、通勤・通学における自動車分担率は政令指定都市のなかで第3位(※3)と高く、自家用車に過度に依存した状況にあり、将来の高齢化に向け、移動環境の整備が求められています。また、駅から800m、バス停から300m以上離れている「交通不便地域」には約20万人の市民が居住し、そのうち65歳以上の人口は約5万人(※4)にも上り、交通不便地域における移動手段の確保といった課題も浮き彫りになっています。
これらの高齢化による交通弱者の増加と交通インフラの撤退・縮小が進む地方の特性を鑑み、高齢者をはじめ誰もが住みやすいまちづくりを実現するため、首都圏を中心とした既存の都市型アプリではなく、地域の生活に合わせてカスタマイズできる地域密着型の独自アプリを開発するにいたりました。
※1:“101の指標からみた岡山県(令和4(2022)年版)”.岡山県.2022.3.25
※2・※3・※4:“岡山市地域公共交通網形成計画” .岡山市.2020.6.16
■このサービスが目指すところ
テーマ:タクシー配車アプリによる地域課題の解決
コンセプト:独自機能の実装や地域の特性に合わせた柔軟な展開で、幅広い年齢層が手軽にタクシーを利用できる社会を実現すると同時に、住み続けられるまちづくりを推進し、利便性の高い交通インフラの実現を目指す。
1.高齢者をはじめ、誰もが手軽にタクシーを利用できる社会の実現
地方においても急速にデジタル化が進む現代社会において、高齢者のスマホ所有率は60代が79.3%、70代は53.1%(※5)と上昇傾向にありますが、高齢者の7割(※6)は操作が難しいと感じています。本アプリでは、高齢者が抵抗感なく使用しやすい表示画面モードの開発や、当アプリの使い方講座等の実施など、高齢者をはじめ多くの方に向けた利便性の向上を目指します。
※5:“通信利用動向調査 令和3年調査”.総務省.2022.5.27
※6:“シニアのスマートフォン利用に関する調査”.イオン株式会社.2019.12.26
2.住みつづけられるまちづくりの推進
オールクラウドの拡張性の高いシステムにより、相乗りや事前確定運賃などの便利な新サービスを提供することで多様なニーズに応えます。さらには移動サービスのみならず、お買物や掃除代行等のサービス注文ができるなど複合的なアプリ機能の充実を図り、日常生活を支援するアプリへと進化させることにより、すべての人が住みやすい持続可能なまちづくりを推進します。
3.利便性の高い交通インフラの実現
当アプリとバス・電車等の公共交通機関をシームレスに繋ぐことで、「交通不便地域」の問題を解消します。また、当アプリの利用と、シェアード型コールセンターシステムの導入による事業者の垣根を超えた共同配車で、迅速なタクシー手配を目指します。