夢二郷土美術館 2021年春の企画展『大正ロマンと竹久夢二』開催

2021年春の企画展『大正ロマンと竹久夢二』
婦人グラフの夢二が担当した表紙全 18点を一挙公開するのは当館では初
会期:2021年3月9日(火)-6月6日(日)

夢二郷土美術館(岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋光信、公益財団法人 両備文化振興財団)では、3月9日(火)より、「大正ロマンと竹久夢二」と題して企画展を開催しますのでお知らせいたします。

美人画で有名な竹久夢二は、令和の今日でも大正ロマンを代表するマルチアーティストとして広く愛されるとともに、現代のデザインや作品にも影響を与えています。本展では肉筆作品やデザイン、版画などの他、当時の流行を発信した雑誌「婦人グラフ」で夢二が担当した全表紙 を公開。
全18点を纏めて一挙公開するのは当館では初となります。

海外の雑誌や新聞を参考にしていたモダンなファッションが描かれた「婦人グラフ」は、時代の流行を先取りし、当時の女性から絶大な人気を得た日本を代表する婦人雑誌でした。大正ロマンを体現していたともいえる夢二作品の数々を展示いたします。

催事名称:
『大正ロマンと竹久夢二』
開催場所:
夢二郷土美術館本館(岡山市中区浜2-1-32)
開館時間:
9:00~17:00(入館は16:30まで)
※休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、ゴールデンウィーク中4月27日(火)~5月9日(日)は休まず開館
入  館 料 :
大人800円、中高大学生400円、小学生300円
展示作品点数:全145点
(屏風作品4点、スケッチ・水彩画等33点、日本画32点、油彩画1点、木版画11点、著作本装幀本10点、楽譜10点、雑誌21点、その他23点)
主   催:
(公財)両備文化振興財団 夢二郷土美術館

特別展示:
『憩い』(昭和初期)
夢二が1924(大正13)に自ら設計して建てたアトリエ兼住居「少年山荘」(現在 は岡山県瀬戸内市に復元)のテラスが描かれていると考えられる作品。洋装のモ ダンな男女がそれぞれに描かれた一対の屏風で、作品に描かれた両者の間を舞うような蝶から荘子の「胡蝶夢」を連想させます。

『桜下五美人』(大正10年頃)
夢二が山形県の酒田を訪れた際に制作した1点。桜の花びらが舞う中、舞妓が 「子とろ子とろ」という遊びに興じている様が描かれ春の華やぎが感じられま す。着物の柄、髪飾りなどが一人一人個性的に描かれ、まだ幼い少女である舞妓の愛らしい表情が際立ちます。

 〈企画展関連イベント〉
★学芸員によるギャラリートーク 一日限定開催
企画展担当学芸員による作品解説です。申込不要。参加費:無料
開催日時:2021年3月14日(日)14:00~14:20

★夢二デザインで作る“大正ロマン”御朱印帳
夢二デザインの柄を使った木版画や布などで、大正ロマンを感じることのできる自分だけの御朱印帳を作りましょう。
日時:2021年4月24日(土)10:30~11:30
講 師:学芸員
対 象:小学生以上
定 員:8名(申込受付順)
参加費: 2500円(材料費込、入館料込)

★夜の特別鑑賞会「宵の夢二 解説つきプレミアムツアー」GW期間中一日限定開催
学芸員の解説とともに貸切で鑑賞を楽しむことができる、オリジナルミュージアムグッズのお土産付きツアーです。お庭番くろねこ「黑の助」の写真撮影もできます。
開催日時:2021年5月2日(日)17:00~18:00 (近隣の岡山後楽園夜間特別開園に合わせ開催)
定員:最少催行人数5名(要予約)参加費:一般1300円、中高大学生900円、小学生800円

★毎月16日はオリジナル夢二絵はがきプレゼント ※本館・生家記念館共通
2021年は1月から12月までの期間、夢二の生誕日である9月16日にちなみ、毎月16日に来館者全員にオリジナル夢二絵はがきをプレゼントしています。(夢二生誕135年記念事業の一環)

 

関連イベントお申し込み、お問い合わせ先:
夢二郷土美術館本館 TEL:086-271-1000

夢二郷土美術館