夢二生家企画展「夢二生家の春」
会期:2021年3月2日(火)-6月13日(日)
会期中の桃の節句(ひな祭り)では『少年山荘図』、端午の節句に『日本男児』を特別展示
大正時代の家屋で、伝統の二節句に触れていただきます
夢二生家記念館・少年山荘(所在地:岡山県瀬戸市邑久町本庄、館長:小嶋光信、公益財団法人 両備文化振興財団)は、3月2日(火)より、「夢二生家の春」と題して、『元禄踊』の特別展示など、四季の祭事にふさわしい作品を展示した企画展を開催しますのでお知らせいたします。
なお、3月12日(金)は、夢二生家記念館・少年山荘のリニューアル2周年を記念し、来館者全員にオリジナル夢二絵はがきをプレゼントいたします。
【夢二生家の春】
・開催期間 2021年3月2日(火)~6月13日(日)
・開催場所 夢二郷土美術館 夢二生家記念館・少年山荘(所在地:岡山県瀬戸内市邑久町本庄)
・入館料 大人600円 大・高・中学生250円 小学生200円
※20名以上の団体は2割引、岡山県内の65歳以上の方は1割引 夢二生家記念館、少年山荘の両館にて適応
※ゆめびぃ会員は入館無料
・営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
※休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、4月27日(火)~5月9日(日)は休まず開館
・作品展示数 約48点
(日本画17点、水彩・素描4点、雑誌1点、著作本・装幀本7点、楽譜11点、遺品8点)
・催事内容 日本の四季を彩る代表的な五節句【1月7日(七草粥)、3月3日(ひな祭り)、5月5日(こどもの日)、7月7日(七夕)、9月9日(菊まつり)】を大切にし、作品にも描いている夢二。本企画展では、ひな祭り(桃の節句)とこどもの日(端午の節句)が期間中にあり、それぞれに関連した作品展示、および催事を企画いたしました。
◆特別展示
『少年山荘図』
作品名にも出てくる「少年山荘」とは「山静かにして太古に似たり日の長きこと小年の如し」という唐庚(宋代の詩人)の酔眠の詩から名付けた夢二のアトリエ兼住居の名で、夢二が大正13年、東京・松原(現世田谷区)に自らデザインし建てられたものです。『少年山荘図』は、立ち雛を描いた軸で同時期に描かれたものです。
『日本男児』
こどもの日に象徴的に展示されることが多い大正初期の作品。夢二のふるさとである岡山県瀬戸内市邑久(おく)町には旅芸人の往来があり、父親の芝居好きも影響して夢二は幼いころから芝居に親しんできました。こども芝居が盛んで本格的な衣装や小道具のある環境で遊んだ自身の少年時代の思い出は夢二芸術の礎となっています。
『元禄踊』
明治11(1878)年に発表された「元禄(げんろく)風花見踊」の影響を思わせる、舞姿を描いた作品です。「元禄風花見踊」は「牡丹(ぼたんに)蝶(ちょう)扇(おうぎの)彩(いろどり)」という歌舞伎や日本舞踊、長唄(ながうた)の演目の一部に曲が付けられたもので、上野の花見で元禄時代風の衣装を身にまとった人々が躍るという内容です。
夢二は日本舞踊から盆踊り、西洋のダンスまでさまざまな踊りを主題に、人々の生き生きとした様子を描きました。
◆企画展関連イベント
★桃の節句
会期:2021年3月2日(火)~4月4日(日)
五節句を大切にしていた夢二。夢二生家記念館では桃の節句を祝い『少年山荘図』を特別展示するほか、ひな人形や地元に伝わる軸雛を展示します。
★端午の節句
会期:2021年4月6日(火)~5月5日(水・祝)
こどもの健やかな成長を願う「端午の節句」を開催いたします。少年時代の夢二を彷彿と
させる『日本男児』を特別展示するほか、庭には鯉のぼり、室内では張子の虎を飾り、昔ながらの室礼(しつらい)でお手玉や独楽など懐かしい昔遊びの玩具も自由に使っていただけるよう設置します。
★夢二のことばみくじ ※ミュージアムショップにて
詩人画家、デザイナーとして活躍した夢二のことばとデザインが楽しめる「ことばみくじ」
です。恋に関するものや家族、生活に関するものまで、夢二のことばが心に響きます。
1回100円(税込)
◆少年山荘体験コーナー(随時)
※記載のないものは無料、詳細は少年山荘にて
★なりきり夢二フォトスポット
夢二風コスチュームで明治、大正時代の夢二さんになりきって写真をとれるフォトスポットです。
★夢二消しゴムはんこでつくるオリジナルのハンカチ・ミニトートバッグ
体験費:ハンカチ300円、ミニトート500円(いずれも税別)
随時体験していただけます。(予約不要)
★夢二色でお手紙を書きませんか
夢二好みの色のペンや万年筆を無料にて貸し出しします。
お申込み・お問合せ
(公財)両備文化振興財団 夢二郷土美術館 夢二生家記念館・少年山荘
〒701-4214 岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1
Tel.0869-22-0622