岡電バス花尻入口・尾上線 路線延伸について
地域住民のご要望に、岡山市と事業者一体となっての取り組み
新設バス停名も地元町内会の案を採用
近年の地元住民のご要望案件としては2件目
岡山電気軌道株式会社(本社:岡山県岡山市中区徳吉町2-8-22、代表取締役社長 小嶋 光信)では、岡電路線バス、花尻入口・尾上線を600m延伸し、7月20日より運行開始いたしました。
これは、岡山市様における主要地方県道妹尾御津線の道路拡張整備に伴い、岡山市様へ、地域住民の方より花尻入口・尾上線の延伸ご要望があったことから、実現したものです。また、岡山市様においては延伸先にバス方向転回場を整備くださいました。
なお、運行開始日の前日19日には、地元町内会様と関係者をお招きし、新設いただきましたバス方向回転場において出発式、及び、延伸路線試走会を実施いたしました。
【花尻入口、尾上線延伸概要】
★現行の尾上バス停から北に0.6㎞延伸
新設バス停:
「尾上かみ」/ 現行バス停「尾上」は「尾上しも」に改名
※「尾上かみ」「尾上しも」の停留所名については、地元の方に親しみを持ってバスをご利用していただくため、町内会で決めていただきました。
運行系統及び回数:
・尾上かみ~岡山駅西口 平日11.0回、土日祝10.0回
・尾上かみ~岡山駅西口~天満屋 平日2.5回
運行開始:
2019年7月20日(土)*申請月日:2019年4月19日(6月28日認可)
延伸区間:
尾上しも(岡山市北区尾上545-1先)~【新設】尾上かみ(岡山市北区尾上115-1、認可㌔計0.6㌔)
運行経路:
①岡山駅西口~高柳東町~花尻入口~尾上かみ(260円)
・現行の岡山駅西口~花尻入口・尾上線の全便にあたる平日11.0往復、土日祝10.0往復を尾上かみまで運行します。
②天満屋~岡山駅西口~高柳東町~花尻入口~尾上かみ(300円)
・現行の天満屋・岡山駅西口~花尻入口・尾上線の全便にあたる平日2.5往復を尾上かみまで運行します。
今回の路線延伸の目的、ねらい:
岡山市都市整備局道路計画課が行なっている主要地方県道妹尾御津線の道路整備(一部)及び尾上かみバス方向転回場の整備完了(事業費2900万円)と、地元の皆様から高齢化していく地域の通院や買い物のための生活交通手段を確保していただきたいとのご要望にお応えし、今回、尾上かみへの延伸をすることとなりました。これにより尾上地区の北寄りのエリアでも路線バスを利用しての岡山駅西口方面へのアクセスが可能となります。
近年の岡電バスにおける路線延伸について:
当該尾上線につきましては、平成24年10月1日に現在の方転場まで路線を延伸し、現在に至っております。この路線延伸以降は、病院への乗り入れ(平成26年4月1日労災病院、平成27年12月1日岡山日赤病院)、夢二美術館乗り入れ(平成30年10月16日)、問屋町テラスへの路線延伸(平成31年1月16日)と大規模施設への路線延伸は行ないましたが、地元市街化地域への路線延伸はございませんでした。そして、本年6月1日に地元住民から要望を受け津島南への路線延伸(0.5㎞)を行ない、近年では、この度の尾上が地元要望を受けての延伸の2例目となります。
*.地元町内会
地元町内会では、せっかくの延伸も、バスを利用していかなければ、この路線は赤字となり岡電は民間会社なので当該路線を維持できなくなってしまうと、
「バスに乗って買い物に行こう。病院に行くにはバスを利用しよう。」
と、キャッチフレーズまで考えてくださいました。