夢二郷土美術館企画展「ノスタルジア」初日、特別ギャラリートーク開催
磯田先生が夢二を語る
『武士の家計簿』の著者として有名な歴史学者・磯田道史氏の愛蔵品
夢二肉筆原画『少年の図』を本企画展にて特別公開
公益財団法人両備文化振興財団、夢二郷土美術館 本館(岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋 光信)では、3月21日(水)より、「ノスタルジア」と題して企画展を開催いたします。本企画展では、歴史学者・磯田道史先生のご厚意により、愛蔵品である夢二の挿絵原画『少年の図』を特別公開いただけることとなりました。なお、美術館にて展示をするのは初めてです。
つきましては、開催初日に、竹久夢二の作品を所蔵されるに至った経緯及び、竹久夢二について磯田先生に語っていただく特別ギャラリートークを開催いたします。歴史以外での先生のご講演を無料(入館料別途)にて聞くことのできる希少な機会です。
【特別ギャラリートーク】講師:磯田道史氏(歴史学者、国際日本文化研究センター准教授)
本企画展に『少年の図』をご出品いただきました歴史学者である磯田道史氏に作品との出会いや夢二への想いを特別ギャラリートークでお話しいただきます。
日 時:
平成30年 3月21日(水)10:30~10:50
場 所:
夢二郷土美術館 岡山市中区浜2-1-32
参加費:
無料(※要入館料)※ゆめびぃ会員は無料です。
申込み:
不要
‐夢二郷土美術館本館 企画展「ノスタルジア」‐
会期:
2018年3月21日(水)~6月24日(日)
主催:
(公財)両備文化振興財団 夢二郷土美術館
開催場所:
夢二郷土美術館本館(岡山市中区浜2-1-32 ☎086-271-1000)
入館料:
大人800円 大・高・中学生400円 小学生300円
※20名以上の団体は2割引、岡山県内の65歳以上の方は証明できるもののご提示で1割引 (割引の併用は不可)
開館時間:
9:00~17:00(入館は16:30まで)
※3月21日は10:00~17:00
◆休館日 =月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
※4月24日(火)~5月6日(日)は休まず開館
催事内容:
ノスタルジア(郷愁)をテーマに、心の詩を描き続けた画家・竹久夢二(1884-1934)の世界をご紹介いたします。
竹久夢二は数え年で16歳までをふるさと岡山で過ごし、離れたふるさとへの想いを胸に描き続けた郷愁の画家とも称されています。その作品にはふるさとの情景、また失われゆく日本情緒、ほろびゆくものへの想いなどが表現され、現代を生きる私たちにも懐かしさを感じさせます。
特に自身の幼少期の記憶をたどるようにふるさとの風景や少年時代に遊んだ思い出は『中学世界』、『少女の友』、『少年の友』などの雑誌や『夢のふるさと』などを含む60冊近い著書などの挿絵や詩・文章に、またデザインの中にも見ることができます。
このたび、歴史学者の磯田道史氏愛蔵の竹久夢二作品『少年の図』を特別公開し、大正ロマンただよう肉筆作品を中心に、雑誌、楽譜などもあわせて展観いたします。また、春の特別展示として、人々の生活や日本の伝統行事を12ヵ月描いた二双一隻屏風『十二ヵ月絵暦』、桜の花びら舞う中で遊ぶ舞妓たちを描いた軸作品『桜下五美人』を公開いたします。