企画展「松田基コレクション ―夢二名品展 特別展示 北大路魯山人―」
初の試み、夢二の文章と作品をコラボ展示、直筆の日記も公開
会期:2013年3月26日(火)~6月16日(日)
夢二郷土美術館(所在地:岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋光信)では、この度、竹久夢二(1884~1934)が、日記や手紙、著作の序文や随筆に、折々に絵についての考えや、時々の興味関心、起こった出来事に対する雑感などを綴っている点に焦点を当て企画展を開催いたします。
夢二が遺していった大量の文章には、その人柄、画家になるきっかけ、夢二式美人画に寄せる女性観や、あまり知られていない子どもへの想い・・・これには現代の子育て中の女性にもその指針となるような言葉が語られています。
それらをパネルにして、関連した作品とともに展示するという、美術館としては珍しい展示方法を試み、人間・竹久夢二をより深く知っていただける機会になればと、企画いたしました。
はあとのかけら ―描き、語られた夢二の想い―
- 開催期間:
- 平成25年3月26日(火)~6月16日(日)
- 開催場所:
- 夢二郷土美術館(所在地:岡山県岡山市中区浜2-1-32)
- 入館料:
- 大人:700円 大・高・中学生:400円 小学生:300円
※cafe松香とのセット券:1,000円(400円+入館料700円)
※20名以上の団体、65歳以上の方は2割 - 開館時間:
- 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
- 展示内容:
- “はあとのかけら“は「自分の絵は、人の世の旅路に、たとへば、胸に挿むだ心の花から花弁(はなびら)を一つ一つ路へ捨ててはゆく――その花弁だ。…もし間違(まちが)へて、紅い花弁のかはりに、自分の心臓(はあと)の砕片(かけら)を落しでもしよふものなら……………それでも構はない。絵は、僕の命だもの。」(『夢二画集 夏の巻』序より)から採用したもので、このような、夢二の遺した言葉の断片―例えば日記であれば日常の心の動きのあらわれであり、また著作の序文ならば読者に向けた考えの表明といえるでしょう―を集めてみれば、夢二独特の作品世界の背景にある、ものの見方や考え方が浮かびあがってくるのではないでしょうか。「人生と芸術」「男性と女性」「子どもと故郷(ふるさと)」という3つのテーマのもと、言葉と作品から人間「夢二」の姿に迫ります。
- 展示数:
- 日本画 軸18点・額9点、屏風4点、油彩2点、水彩・ペン画17点、版画1点、本筆30点、書簡・資料5点 作品計86点
文章パネル1点 計146点
会期中の他の催事
古裂(こぎれ)でつくるオリジナルフレーム
- 開催日時
- 平成25年5月19日(日)10:00~、14:00~
- 講師
- 鈴木 昇氏(ギャラリーヌーベル代表・額装師)
- 参加費
- 2500円(お茶・お菓子付き、入館料、材料費を含む)
- 定員
- 各回20人(お申込み受付順)
- お申込み先
- 夢二郷土美術館 TEL:086-271-1000 E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp
第37回 夢二郷土美術館文化講座
- 開催日時
- 平成25年5月11日(土)11:00~12:00
- 講師
- 子川さつき(当館学芸員)
- テーマ
- 「夢二の言葉と作品」
- 参加費
- 無料(入館料は別途)
- 定員
- 各30人(お申込み受付順)
- お申込み先
- 夢二郷土美術館 TEL:086-271-1000 E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp
夢二郷土美術館
086-271-1000