両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信
両備グループでは、開発したまちづくりのアフターフォローとして、毎年末にクリスマスツリーの点灯式を行っています。
不動産事業というと、開発して販売してしまえば終わりが業界の常識ですが、両備グループでは21世紀には不動産部門をまちづくりへと舵を切り、「歩いて楽しいまちづくり」、「こどもも楽しいまちづくり」をテーマに「両備不動産」を「まちづくりカンパニー」へと名称変更して、地域が明るく楽しく暮らしやすい「誇りあるわが町」となるように開発後もまちづくりに携わっています。そこで「明るく、楽しく」をテーマに、毎年11月末頃に原則、社員を中心に手作りでクリスマスツリーを飾り付けして点灯しています。
1.今年15回目を迎えた「おかやまインターパークス」の点灯式
両備グループがまちづくりをテーマに開発した最初の事業が市内中心部での居住を提案した単独で再開発したグレースタワーですが、二番目に取り組んだのが幸町の出石小学校跡地の開発となる「おかやまインターパークス」です。大手の開発業者とのコンペに勝って、緑と建築が融合した群造形や出石小学校の記憶を懐古させる大木を街角のシンボルツリーとして残すなどの憩いの空間を創出しつつ、敢えて敷地中央に都市型立体庭園「里丘」(下部駐車場)を設けて西川に続く公園との一体感を創りあげた開発です。
ここでは町内会の幹部が岡山ライオンズクラブのメンバーであったことから、当初、この里丘でクリスマスツリーを飾ってほしいと、電球を数万球いただいたことをキッカケに、まちづくりカンパニーのメンバーによる手作りで毎年だんだん大きく華やかにしていっています。点灯式では両備グループのオフィシャルバンドの「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」のクリスマスメドレーに加え、近所の保育園の皆さんのクリスマスソングとまちづくりカンパニーのメンバー等によるサンタとトナカイの踊り、参加してくれた子どもさんたちへのお菓子のプレゼント等々で賑やかに開催しています。
今年は新趣向ということで、私の友人の協力によるドローン飛行で、本邦初、世界初と思われる「ドローンでツリーを“吊り~あげる”」をテーマに点灯式を開催しました。わずか5分の幻のツリーが点灯されると、思わず会場から「すごーい!」「綺麗~!」との歓声があがり、どよめきが巻き起こりました。大成功です!
2.今年7回目を迎えた「せのおニューシティ」の点灯式
妹尾の街の住人であった方から届いた「両備さんはせのおニューシティを岡山一の住宅地にするという触れ込みで開発をされましたよね⁈」という問題提起から、先ずクリスマスツリーを!ということで、まちづくりカンパニーのメンバーが手作りでクリスマスツリーを創り、地域の方のバンドにあわせてまちづくりカンパニーの踊り上手がサンタやトナカイに扮して子どもたちにお菓子のプレゼントとともに楽しい夢を贈っています。
目指すは妹尾駅前に「列車の車窓から見える日本一のクリスマスツリーを創る」です。
今年は76,000球となり、年々増やしていって、いずれは名だたるクリスマスツリーの一角に入ろうと思います。
3.第1回「杜の街クリスマスツリー」の点灯式
昨年のオフィススクエアの開業に続き、今年は「杜の街プラザ」という商業棟が完成し、瀬戸内らしい斬新なデザインの建屋内にあるフードコートには美味しい名店と花屋さん、家具屋さんやコスメショップなどが集まって、今後も温泉やボディコンディショニングの施設が予定されて、岡山の新しい名所が生まれました。
その「杜の街」のシンボルツリーが熊本からトラックで運べる最大級のサイズ(12メートル)の「モミの木」です。
このモミの木は杜の街の総合プロデュースをしている松田社長のコンセプトで、プロが創りあげたクリスマスツリーで、通年点灯するイルミネーションと続いています。
ここでもオルケスタ・デ・ブルースプリングスのクリスマスソングに、杜の街オフィススクエア内にある保育園の子どもさんの歌声とまちづくりカンパニーのメンバーによるサンタとトナカイの踊りで盛り上がり、子どもさんたちもご褒美のお菓子のプレゼントで大喜びです。
都心で本当に活きている「モミの木」でのクリスマスツリーは全国でも結構珍しいでしょう。
こうやって岡山駅前のクリスマスイルミネーションを中心に、桃太郎大通りや市役通り、西川緑道公園にクリスマスツリー等々がそれぞれの企業や団体で思い思いに競演することになり、いずれはかっての神戸のルミナリエではありませんが、全国の5指にはいる「クリスマスツリーの輝くまち」になれば、本当に素晴らしい「まちづくり」になると思っています。
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