岡山電気軌道
社長 小嶋光信
世界中で大人気の鉄道アニメ「チャギントン」の電車が世界で初めて「リアルな街の中を走る」という奇想天外な電車「おかでんチャギントン」が登場して早や3年が経ちました。
登場してわずか1年足らずでコロナ禍に見舞われての3年目、そのうえ、先月始まったロシアのウクライナ軍事侵攻で世界はガタガタになってしまっている中で頑張って運行しています。
我々の交通事業が如何にウイルスや戦争などがない平和で安全・安心な社会のうえに成り立つ事業であるかということを嫌というほど思い知らされました。特にたった一人の権力者のためにウクライナで多くの戦争の犠牲者が出ていることに心が痛みますし、心から哀悼の意を表すとともに、一日でも早く平和な世界に戻ることを願っています。
「おかでんチャギントン」の生みの親は、両備グループプレジデントの松田敏之両備ホールディングス社長であり、育ての親は岡山電気軌道の礒野専務はじめ電車部門&チャギントンスタッフの皆さんです。
私も御座船安宅丸(神戸ベイクルーズ)や和歌山電鐵の「たま駅長」など、世界中へ発信される楽しい企画を創ってきましたが、松田社長の「おかでんチャギントン」も世界で初めてのチャレンジで、リアルな街にアニメを実車化した路面電車が走る!なんていうことは、まさに痛快そのものです。
これもフジテレビや国交省、岡山市という関係各所の皆さんはじめ、岡電を応援してくださっている皆さんの温かいご支援の賜物であると感謝しています。
何となく、暗くなりがちなコロナ禍でも、市民の皆さんが「朝、おかでんチャギントンに出逢ったら、何か良いことがありそうでラッキー」とか「おかでんチャギントンで岡山の街が明るくなりました」というお声を聞くと、とても有難く、励みになります。
また、和歌山電鐵や長良川鉄道に続いて、鹿児島市交通局、阪堺電気軌道、広島電鉄、熊本市交通局がそれぞれ趣向を凝らしたチャギントンのラッピング電車を運行されることになり、大いに仲間が増えてきて、そのネットワークでお客様が各地の「チャギントンめぐり」をしていただければ幸いです。
3月16日の3周年記念式典をキックオフとして、「チャギントンのラッピング電車 全制覇の旅!」や「つるの剛士さんと一緒に踊ろう!おかでんチャギントンちびっこナビゲーター募集」「高校生大学生限定!#おかでんチャギントンTikTok動画コンテスト」「おかでんチャギントン3周年記念フォトコンテスト」をはじめ、七五三や地元商店街とのコラボなどいろいろ楽しい企画をこれから一年の間で展開していきますので「乞うご期待!」です。