第五回ICT部門SSP-UP大会開催!

両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信

二年も長引いたコロナ禍ですが、両備ICT部門のSSP-UP大会が10月8日リモート参加も含めて元気に開催されました。

T&T部門のSSP-UP大会は30数年と歴史が長いのですが、ICT部門もこの21世紀はSafety&Securityが企業生命を制する時代ということで始められて、早や5回目となりました。

両備システムズの前副社長である、両備ホールディングスの三宅副社長の発案のサプライズが小野田副社長にも受け継がれ、マンネリにならないように毎回テーマが決められ時代に旬な試みになっています。今回も実行委員長はじめ皆さんの緊張の中にも一生懸命努力している姿が印象的でした。

今回のテーマは「Smart+SSP-UPで、ミライをつなぐ。~品質・セキュリティー・生産性向上もニューノーマルな手法で~」です。

SSPは実はこの順番に大きな意味があり、「安全・セキュリティーがあってサービスがある。安全・セキュリティーがあって初めて生産性があがる」という信念に基づいています。以前大手鉄道会社が悲惨な大事故を起こしました。

当時、このSSPという内容は一緒でしたが、その会社では順番が「P:生産性」がトップで「PSS」になっていたのです。生産性を重んじるばかりに安全が損なわれたという大きな警鐘となりました。また金融界でも、あるメガバンクの相次ぐシステム障害はお客様に多大な迷惑をかけ、それが、トップの責任に及ぶという時代になっています。

少々のミスなら、少々のシステム障害ならゆるされるという「クオリティーコントロール」の時代から「クオリティー アッシュアランス:品質保証」の時代になったのです。

今までは情報化やIT時代などコンピューター時代をいろいろ表現していましたが、言葉が飛び交うだけでスマホの登場以上に大きな変わり目は感じられませんでした。

今回のDXの時代はAIやIDC、スーパーコンピューターの進展でIoTも含め大きな新産業革命になるかもしれません。しかしながら日本では「STEM」と呼ばれる数学や科学の卒業生は米国の十分の一であり、2030年に27万人不足するという問題が起こっています。

今からこのような人財を育てていくことが急務です。そのためにもこの両備システムズグループのSSP-UP運動は考えてソリューション出来る人財を育てるお役に立つと思います。

「ニューノーマル時代の仕事のやり方」では現在あるリモートツールの活用のみならずシステムズの独自の開発も発表されて、リモート時代のコミュニケーションやリモートでの働きの評価の問題などが浮き彫りになっていて良い発表だったと思います。

そして、役員も「経営陣が語る-ニューノーマル時代の企業経営とは」と題して、コロナ禍の経営課題と解決策について率直にディスカッションを展開しました。

また今回初めての内部講師によるFinancial AlgoTech準備室の鈴木さんの発表は「AI運用為替ヘッジファンド」のシステムズの新たな可能性を大いに感じる分かりやすい講演でした。

両備システムズグループの新たな「ブルーオーシャン」が楽しみです。

両備システムズ