「第12回貴志川線に乗ってじゃがいも掘り」

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

幸いにも、6月9日に全国女性校長会(梅の実会)の総会後の講演をお引き受けしたら、当日が貴志川線のじゃがいも掘りの日に当たりました。

じゃがいも掘りは当日3回あり、一般方が参加される第1回の終わりと、第2回のはじめに顔を出し、「貴志川線の未来をつくる会」の木村新代表はじめお世話くださる会員の皆さんと、「長原北まちおこしねっと」の山田会長や近隣農家の皆さんにご挨拶し、掘りたてのじゃがいもを蒸したのをいただきました。

戦争直後本当に嫌というほど芋類を食べた時代があって、以後自ら進んでじゃがいもを食べませんでしたが、掘りたてのみずみずしいじゃがいもを生まれて初めて食べました。久しぶりにお芋の美味しさにびっくりしました。

午後からの講演を終えて、再び第3回の会員の皆さんのじゃがいも掘りにお礼のご挨拶に伺って、もうひとつ蒸しじゃがいもをいただきました。濱口前代表もお見えになっていて、バトンタッチがスムーズにいっていることに感謝しました。

合計500人近くの参加が、皆さん家族で掘ったたくさんのじゃがいもを手に手に持って、「これから毎日じゃがいもの楽しい献立考えます!」と笑顔一杯に応えてくださいました。

貴志川線の未来をつくる会の皆さんの温かい応援と、近隣の農家の皆さんの献身的なご協力と、鉄道を利用してくださる皆さんと汗だくにお世話してくれている社員と幹部で和歌山電鐵は支えられているのだなと本当に実感した一日でした。

これこそが地域鉄道が生き残る本来の姿であり、未来への希望を強く感じました。

和歌山電鐵