両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信
ギリシャ・ローマ時代から「人間は歩くことによって人間になることができる」と言い伝えられているように、歩くことで人間の「身体の健康」と「心の健康」が保たれています。特に最近は心の病気が多いのですが、歩かないと心の頭脳といわれる前頭葉が発達せず、「思いやり」が薄れ「鬱」になったりする心の病が多くなります。
両備グループは、人と街の健康のために公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」を提唱し、いろいろな「まちづくり」に取り組んでいます。マイカーばかりで歩かなければ「人」も「まち」も健康にならず、都市の賑わいも生まれません。
この事業は、松田敏之副社長が学生時代に起業したコンベンションスタッフ向けの小型バスを使った移動式「足もみ」リラクゼーションの事業をヒントに、両備グループの「歩いて楽しいまちづくり」をテーマに考え出したオリジナル性の高い新事業です。
歩き方が如何に大事か私は自ら体験しました。
10年ほど前に、歩道を歩いていて軽四輪自動車にひかれて右足を悪くしたことがあります。それが原因か、右足をかばうことで歩くことがうまくいかなくなり、それまで会社を休む病気をしたことがないのに、前立腺がんや椎間板ヘルニアを患い手術しました。
身体は微妙なもので、ちょっとしたバランスが崩れることでガタガタになるのです。それらの手術後のリハビリで丸の内ヒルズスポーツセンターに通っていましたが、その時ついてくれたスポーツアスレチックのトレーナーから「小嶋さん、あなたは歩き方を習ったことがありますか?」と尋ねられビックリしました。
簡単に言うと「ちゃんと歩けていない」ということです。自己流の歩き方では歩くバランスが取れていないので、一万歩あるいても効果が薄く、むしろ悪いところを強調してしまうかもしれません。
そこで「歩いて楽しい」をテーマにして創られた岡山発のヘルス・コンディショニング事業が「arklax=アルクラックス」です。Arcはまさに「歩く」であり、laxは「リラックス」の造語です。
この事業には3つのポイントがあり、
1.ベルギー製の高感度センサーである「足底圧測定システム」で科学的に歩きを分析します。
2.その測定結果に基づいて、お客様の状態に合わせたアルクストレッチを行い、骨盤をメインとした姿勢の調整を行います。
3.姿勢がよくなった状態を維持する方法として、緩みすぎた筋肉の出力を上げるために、自宅で簡単にできる筋活ケアを指導してもらいます。
このアンテナ事業を通じて、5年間に50事業所を目指して、両備グループらしい健康ビジネスを育てていこうと思います。
みなさんもぜひ一度試してみて、ちゃんと歩いているのかチェックしてみると、健康な人生が送れますよ!