両備ホールディングス㈱
会長兼CEO 小嶋光信
本当に日本は一体どうなったのかと思うぐらいに水害や台風、地震と大きな災害が続いています。
両備グループは「まちづくり」を一つのテーマにしていますが、災害の少ないと言われていた岡山においても、浸水や水害による被害やその他の災害から守るために、まちづくりとしての開発や市民に提供する住居や事務所については、ことのほか暮らしの安全を守るためにハザードマップなどに留意しています。
特に岡山は安全と言う神話で、ともすれば気持ちも緩み、心の戸締りも対策もしていないケースが多いのではないかと思っています。
「岡山まちづくりカンパニー」の川上カンパニー長は、特に災害への気配りの気持ちが強く、実は先般の岡山の水害の前に、浸水の啓発のため岡山市が市内の91の小学校を対象に行っている「雨水貯留タンク」の設置に協力して、民間では初めて、この8月に小学校に寄贈する予定でいました。
ところが思わぬ大災害に、しばらく延期していましたが、水害に対する啓発にこの事業は必要と言うことで、まず芳明小学校と三門小学校に今日、寄贈させていただくことにしました。
久しぶりに小学校に入ったら、ちょっといたずらっ子そうな元気な子どもたちが明るく「コンニチワ」と挨拶をしてくれました。この子たちだけかなと思ったら全員の子どもたちがすれ違いざまに「コンニチワ」と大きな声で挨拶をしてくれました。子どもたちの明るさとこの挨拶、まだまだ日本は大丈夫です。
この子たちを守るためにも、少しでも浸水に対する啓発活動になり地域の皆さんの安全・安心の啓蒙になり、子どもたちが健やかに育ってくれればと願っています。