岡山電気軌道
社長 小嶋光信
おかでんミュージアムに、本当に愛らしい「ねこ館員・美宇」ちゃんが登場しました。
美宇ちゃんの登場には、昨年6月の夜、広報部長の山木さんが岡電・東山の事務所の外の植え込みで子猫が鳴いているのに気づき、探しましたが逃げ足が早く、その際は見つかりませんでした。翌日も鳴いている声がしたので、今度は逃げられないように「SUNたまたま」ちゃんに鳴いてもらったところ、その声につられて出てきたところを無事保護したという経緯があります。
保護してみると「サバシロ」の子猫で、三毛猫が条件にある駅長にはなれませんから、山木さんは猫好きの社員に里子に出そうと考えていました。しかし、見れば見るほど可愛い子猫で、ヒョットと思って私に見せに来てくれました。
一目見ると、まあ可愛いぬいぐるみのようなつぶらな瞳の子猫で、「すごく可愛い猫だから、ミュージアムでしばらく飼ってあげたら?!」ということで、まずはミュージアムの「居候ねこ」ということになりました。
おかでんミュージアムの館長代理は「SUNたまたま」ですが、この子は音に敏感で、木の玉の砂場で子供たちがガチャガチャ遊ぶ音が大嫌いで、館長代理のお仕事にやや腰が引けていました。一方、「居候ねこ」ちゃんはそんな音を物ともせず、愛嬌をふりまいているので、「おかでんミュージアムに可愛い子猫がいる」という噂が少しずつ聞こえてくるようになり、名無しのままでは可哀想ということで、この度、晴れて「美宇」と名付けて、館員として正式に採用することにしました。
「美宇」という名は、推定8か月の美形の女の子ですから、ミュージアムの「ミュー」と、「美しい宇宙」のように子供たちに愛されるようにという思いを込めて命名しました。命名・発令式の当日には、普段はお転婆なのに珍しく緊張して「猫をかぶって」いました。
「SUNたまたま」も途中から同席し、ライバル現る!で興奮したのか、「私が上司よ!」とばかり「フー、ハー」と美宇ちゃんを叱咤激励していました。
これで両備グループには、辞令交付された正式な「ねこ社員」として、大明神になった「たま駅長」と、千の風になった初代安全夜回り委員長のトランスちゃん、現役の猫ちゃん6匹で、美宇ちゃんは歴代9匹目となります。
現役の「ねこ社員」は、和歌山電鐵の「ニタマ駅長」と「よんたま駅長」、夢二郷土美術館の「お庭番・黑の助」、両備トランスポートカンパニーの「安全夜回り委員会」メンバーの「二代目トランス」ちゃんと「ポート」ちゃん、おかでんの「和歌山応援館」館長の「SUNたまたま」の合計7匹となりました。
是非、愛くるしい美宇ちゃんに会いに「おかでんミュージアム+水戸岡デザイン」へ遊びに来て下さい。美宇ちゃんだけでなく、水戸岡デザインの電車たちやチャギントン等々も楽しんでいただけるミュージアムは、岡山市の岡電・東山電停のすぐ近くにあります。ミュージアムでのひと時で、子どもだけでなく大人も、ほのぼのとした夢がキッと膨らみます。