岡山電気軌道
社長 小嶋光信
世界175カ国以上の国と地域で放映されているイギリス生まれのアニメ「チャギントン」の人気チャガー、ウイルソンとブルースターが弊社の路面電車に観光電車として登場します。
電気機関車やディゼルカーをアニメにした「チャギントン」の実車化は、都会の路面電車が相応しく、世界で初めての企画になりました。正式名称は「おかでんチャギントンリアル電車・ウイルソン/ブルースター号」とやや長いので、通称「ウイルソン/ブルースター号」と呼んでください。人気物の「ウイルソン」と「ブルースター」の二両一編成になっています。
「チャギントン」の電車のアイデアと企画、開発の総合プロデューサーは松田敏之副社長で、デザインと監修は両備グループデザイン顧問の水戸岡鋭治さんにお願いしました。アニメの電車をリアルな電車にするのは中々苦労があったし、車両の内部はほとんどアニメには出てこないので、これは水戸岡さんのオリジナルデザインになります。
両備グループは、公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもの楽しいまちづくり」で地域活性化に取り組んでいます。
大人も子ども達も憧れる夢の乗り物にしようとLRT「MOMO」の開発、最新鋭の「MOMO」に対して50年以上たっているレトロな路面電車を使ってデザインした「KURO」、和歌山電鐵の「たま駅長」をモチーフし、降車ボタンを押すと「ニャー」という「たま電車」なども開発しています。
バスやタクシーやフェリーなども加えて「世界一乗り物の楽しいまちづくり」で、日本だけでなくインバウンドで世界からお客様の訪れる町にしていきたいと思っています。
その中心的な核は、実際に稼働している岡山電気軌道の車庫兼修理工場をそのままミュージアムにした「おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン」で、その二階にはすでにチャギントンルームが子ども達の憧れの遊び場になっています。
今年中にはこの電車を実現させて、子どもたちの夢をかなえていきたいと思っています。
乞う御期待!