岡山電気軌道
社長 小嶋光信
髙島屋さんという全国屈指の老舗百貨店が、地方都市の路面電車に全面ラッピング広告をして下さることも初めてですが、バラの香りがする路面電車も日本初、否、世界初かもしれません。
今日の出発セレモニーで、車体にバラの花模様が描かれた「タカシマヤ号」が岡電の岡山駅前電停に現れ、ドアがパッと開いた途端、プラットフォーム中にバラの香りが漂って、辺り一面が何とも言えない良い香りに包まれました。
来年には、私が会長をしている岡山髙島屋が開業45周年を迎えることもあり、文字通り“バラの花”を添えてくれました。
電車外観にある「バラの髙島屋」らしいコーポレートカラーの赤地に白抜きのバラのデザインは、髙島屋さんと両備グループ両社のクリエイティブ部の合作です。香りは髙島屋のT部長の秀逸な提案でした。車内には本物と見間違う造花のバラの花も添えられており、香りとともに華やかな雰囲気を醸し出しています。
岡山市のまちづくりの今後の課題は、如何に岡山駅前と表町などとの回遊性を創り出すかですが、この「タカシマヤ号」に続いて、それぞれの大型商業施設や商店街が各々趣向を凝らしたラッピング電車を走らせてくれたら、本当に街中が賑やかになって楽しいなと思っています。
