第三回「ひがしやま備前焼市」開催!

両備グループ代表兼CEO
小嶋光信

備前焼を、再び輝く岡山を代表する焼き物にしようと一昨年前から始めた「ひがしやま備前焼市」も、一つの区切りの3回目になりました。

備前焼は日本六古窯の伝統的な焼き物として全国に有名ですが、バブル期に「高い焼き物」「手の届かない美術品」というイメージができてしまい、庶民の手から遠ざかっていってしまったのではないかと感じています。そして、岡山県内でもだんだん備前焼は備前市の工芸という意識からか、岡山県全体に誇り得る美術・工芸品という地域の誇りから薄れていっているのではないかと思われます。

岡山県や瀬戸内を日本の観光地、世界の観光地にしていこうとする両備グループの社会貢献の一環として、「両備ワッショイ創生1%基金」を設立し、資金的援助だけでなく地域活性化に一緒に汗をかいて応援する「やる気集団」として「両備グループ ワッショイサポート部」が企画や運営をお手伝いしています。

地域活性化としての備前焼市などは、軌道にのる3回までは両備グループが物心両面で100%支援します。その後の2年は自立を前提に実行委員会は地元の皆さんを中心に両備の支援を50%程度とし、6回目からは地元が100%運営になるように進めていきますが、両備グループは定着するまでサポートを惜しみません。地域の皆さんの自らの熱意と努力で継続を図るようにサポートしていきます。

岡山県民なら一つは備前焼を持っていて、県外の人が来られたらご紹介したり、自慢したり出来るようにして、地域の誇りを一緒に育てていきたいものです。

備前焼は「用即美」で使ってこその美しさで、刺身を盛っても、花をいけても、一杯飲んでも何とも言えない味があるものです。

ご家庭で使っていただいて、子どもの頃から慣れ親しむことで、備前焼の良さを次々伝えていってもらいたいと思っています。

この備前焼市も備前焼の素晴らしさを再認識していただくと共に、「デコ備前(備前焼にスワロフスキーのビーズでデコレーションする催し)」や「おえかきびぜん(備前焼にお絵かきして記念にする催し)」や、輪投げやコイン落としなどで備前焼が当たる楽しい催しやいろいろ子どもたちの思い出になる取り組みをしてくれました。

備前焼の作家の皆さんも毎年のお客様の声を反映して、「伝統を守りながら時代に合う作品づくり」に努力をしてくれていました。
カキオコや焼きそばやカレー、ソフトクリームやキリンビールさんの飲み物が飛ぶように売れていました。

お天気に恵まれ2日間で約9千人のお客様に楽しんでいただけたようです。
お客様から「催しも素晴らしかったけど、両備のスタッフの皆さんの笑顔が素敵です!」といったお褒めの言葉をいただいたのは凄く嬉しかった出来事でした。

bizenyakiichi

2017.05.16
両備グループ