両備グループ 代表兼CEO
小嶋光信
皆様にご愛顧いただいている両備システムズを中心とする両備グループの情報系企業7社(通称:両備システムズグループ)は、国産初の当時で言えばスパコンにあたるFACOM230の登場と同時に、西日本では最も古いソフト会社・協同組合岡山電子計算センターとして、1960年に誕生しました。
当時の両備グループだけでは使いきれない大容量だったので、外部の受託計算を主体として、その後、行政向けの情報サービス、医療会計ソフトの開発で医療の情報サービスと一般企業向け情報サービスを主体にシステムインテグレーターとして発展してきました。
誕生から丸50年を過ぎ、皆様へのお礼の意味も込めて、「両備スマートフェア2016」を今回開催させていただくことにしました。今、ポケモンGOが大流行で、街中でもスマホ片手にポケモン探しをされている方を多く見かけますが、このスマートフェアの会場にはどうもいないようです。しかし、スマートフェアにお呼びした講師の方々はいわばその道のモンスターみたいな方ばかりで、そのお話は幅広い分野で皆様のお役に立つと思いますし、私もできるだけ聴講しようと思っています。
今まで情報系では、次々と新たな横文字の言葉が多く飛び交っていましたが、それほど内容が変わるような革命を感じませんでした。しかし、ビッグデーターとクラウドが登場し、ここで全ての人や物が結びつくIoTの時代が開かれていくと大きく世界は変わってくると思います。この会場でも全ての皆さんがスマホやタブレット、携帯電話で結ばれていますが、人だけではなくあらゆるモノは情報として結びついていくのです。
また、考える力が無かったコンピューターがAIの登場によって人間よりはるかに多くの経験を情報として持って、種々の変化に対応できるようになってきました。ついには、プロの棋士と対局しても勝ってしまうソフトまで開発されました。これらの技術がロボットと結びついて、将来、人間の仕事の40%くらいをカバーできるように発展する素地ができてきました。AIを「愛」というように呼ぶことがありますが、このIoTやAIの技術は悪くすれば戦争や悪事などに使われる恐れがありますので、まさに開発にあたっては人間の愛や優しさや倫理観、いわゆる、両備グループが常々大事にしている経営理念「忠恕」が大事になってくると思います。
両備システムズグループでは、これらの時代に先駆けて、自然災害が極めて少なく安全である岡山県の中でも、立地に優れた場所に岡山クラウドセンターを造って、新たな時代に向けて対応すべき準備を着々と重ねています。
今回の両備スマートフェア2016で、未来を変えていくであろうこれらの技術を是非ともご覧いただいて、行政に、医療に、ビジネスに大いに活用される一助となればと思っています。
2016.07.26
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