両備グループ創立100周年ロゴ電車発進!

両備グループ代表 
小嶋光信

両備グループの母なる西大寺鉄道(株)が創立されて、来年7月31日で丸100年目を迎えます。幾多の苦難や試練の中、皆様にご愛顧いただいて、この日を迎える準備ができることは無情の喜びです。岡山電気軌道(株)も同じ1910年6月9日が創立ですから、その記念ロゴをつけた路面電車をグループの広告塔として走らせることでキックオフにしました。

テーマは「感謝の100年、思いやりでネクスト100年」です。今までの100年をただ感謝だけで終わらせるのでなく、次の100年安心してお付き合いいただける両備グループとして、思い切った変革をしていきたいと考えています。落ちぶれても100年は何とか続けられるでしょうが、隆々と100年、また次の100年に希望と夢を感じられるように、100年続けてきた企業理念の「忠恕=おもいやり」をバトンタッチしていきたいと思います。

まず、グループ企業の体質改善や、グループの信託経営に横串を入れてグループ経営力を高めていきます。グループを3つのクラスター、すなわち「交通運輸」「情報」「生活関連」に分けて、それぞれのグループ管理、グループ内の人事異動など、独立性を維持しつつ、コラボレーションとシナジーを発揮できる体制づくりに変えていっています。

そして、地方企業であり続けるために、敢えて巨大市場の東京に事務所を設け、成長を図ります。経済が低迷している地方だけでは、危機意識が負け意識になってしまいますから、地域でしっかり踏ん張り、首都圏で大きく羽ばたきたいと思います。

100周年のロゴマークは、グループデザイン顧問の水戸岡さんの手によるもので、100の丸が右肩上がりにデザインされています。また、このロゴ電車の車番は8101号で、末広がり8、100年、そして1番…と読み取れるような縁起の良い番号を現場で選んでくれています。さらに、今日の出発を、安全招きの両備トランスポートカンパニー社員(猫)のトランスちゃんとポートちゃんと両備グループバンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」が花を添えてくれております。両備グループでは和歌山電鐵のスーパー駅長たまが有名ですが、岡山ではこの2人(?)が安全招き猫として活躍しており、就任以来、両備トランスポート岡山では20カ月近く無事故を記録し、トランスポート系全体でも驚異の安全率を誇っています。

来年迎える100年目の創立記念日を挟んでの2年間、51社7000人超の社員が一丸になって、それぞれ趣向を凝らして感謝の気持ちを表したいと頑張りますので、これからもご愛顧よろしくお願いします。

岡山電気軌道