岡山電気軌道 社長
小嶋光信
このたび岡山電気軌道で、100周年を記念して、新事業としてLED照明の販売・施工事業を立ち上げることに致しました。きっかけは、LEDの素子製造のトップメーカーである米国クリー社のチップを使って蛍光灯や電球の開発・製造をしている(株)オービカル特機さんから販売依頼があったことです。私どもは電車やバスなどの公共交通を通じて、いわゆる「環境良化産業」として、環境に優しい社会づくりに邁進するとともに、「歩いて楽しい街づくり」をテーマに、明るい社会、楽しい岡山を演出していきたいと思っています。LEDが次世代の環境に優しい照明であること、会社として電気に扱いなれており、事業のシナジーが発揮できるということで、この事業の推進を決めました。昔にさかのぼり、まだ中国電力さんが無い時代には、自ら発電し、照明も販売していたということで歴史の因縁を感じます。
この新しいLED照明をみなさんの身近に感じていただくショールームとして、岡山駅前電停の照明と、たま電車の車内の照明を蛍光灯型LEDに変えて、皆様に「見える化」させていただくことにしました。また、10月中旬には販売が出来ると思いますが、他社では半球ですが、LED電球としては日本で唯一完全な全球(通常の電球とほぼ同型)の「たま電球」を、岡電100%出資の和歌山電鐵貴志駅スーパー駅長たまをブランドイメージとして販売する予定です。40ワット球で消費電力は従来品に比べて約10分の1、蛍光灯型でも約2分の1と省エネ効果に優れており、これからの環境対策にはまさにうってつけです。
是非世の中に先駆けて、会社を、家庭をエコにしていただくお手伝いをさせていただければ幸いです。