両備グループ
代表 小嶋光信
両備タクシーグループ本部を新設し、この本部長に岡山交通(株)専務取締役を新たに人選して任命すると共に、大幅なタクシーグループの組織改編を行なった。
両備グループのタクシー事業が、備後地区の旧中国バス傘下のタクシー事業や福山市地区も加え、また東京のハロー・トーキョーも加わって、守備範囲が広がり、種々の問題を解決する必要があったことが組織改変と人身一新の理由の一つだ。
タクシーグループは、事業的には決して楽な業種ではないが、大きな戦略的な位置を担っており、これを起爆剤として両備グループの発展にとって、色々な相乗的効果が期待できるといえる。
- 一体的経営・管理により、人材偏在を解消するとともに、管理コストの低減を図る。
- SSP-UP運動(安全・サービス・生産性向上運動)の全国的標準化を図る。
ア)安全面の管理をより徹底して、日本一安全なタクシー企業を目指すために、タクシー部門独自の安全推進室などの充実を図る。
イ)ハロー・トーキョーと両備タクシーセンターは大変サービス面で評判が良いが、他のところは決して評判が良いというほどでもない。これを高いレベルで揃えていく。
ウ)生産性の面でもしっかりした体系的な個別教育を構築する。
また、両備グループ監査本部の主任監査役に大西相談役を任命し、しっかり業務監査を行う体制を創った。 さらに高いレベルでS・S・Pを標準化できるように、スローガンである「日本一のタクシー企業を目指す」ことをしっかりやっていきたい。
地域も西日本地区と東日本地区の二つとし、岡山タクシーの専務が兼務として西日本地区の一体的管理を図り、東日本地区は、東京を中心として両備グループ東京事務所長が担当し、東京のタクシー事業を存在感のあるように育てる。
そして両地区の良い面を交流させて、日本一の質的レベルを達成したい。